大本山總持寺祖院
(石川県輪島市)
曹洞宗の大本山總持寺の正式名は、「諸嶽山總持寺」といいます。
曹洞宗大本山總持寺祖院は、1321年(元亨元年)、瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)禅師により、曹洞宗大本山として開創され、福井県の永平寺とともに「曹洞出世の道場」として栄えましたが、1898年(明治31年)の大火により、七堂伽藍の大部分を焼失してしまい、本山は神奈川県横浜市鶴見に移し、その跡に新たに伽藍を建立し、祖院と称するようになりました。現在も、荘厳で当時のおもかげを今に伝えています。
曹洞宗大本山總持寺祖院の寺内は広く、山門、経蔵、仏殿、法堂、僧堂、慈雲格などが建ち並び、うち経蔵は加賀前田家より寄進されたものといわれ、石川県指定の文化財となっています。
白砂と奇岩の海岸線が走る能登半島のかなめの位置にあり、歴史を経た緑の中の伽藍建築群は、訪れる人々を癒し、悠久の時をきざみ続けています。
山門にある賽銭箱は、栄煎堂の代表取締役である中森氏により、寄贈されたものです。
栄煎堂の煎餅は、曹洞宗大本山總持寺祖院の茶会で使われているのをはじめ、日本各地の茶道の席の茶菓子として、珍重されている銘菓です。
大本山總持寺
(神奈川県横浜市)
瑩山禅師によって開創された大本山總持寺(輪島市)は、13000余ヶ寺の法系寺院を擁し、能登に於いて570余年の歩みを進めてまいりました。
しかし、明治31年(1898)4月13日夜、本堂の一部より出火、瞬時にして猛火は全山に拡がり、慈雲閣・伝燈院を残し、伽藍の多くを焼失してしまいました。その後、明治40年3月に本山を横浜市鶴見に移し、大本山總持寺祖院となります。
横浜市鶴見の大本山總持寺(石原裕次郎さんの菩提寺としても有名)では、白胡麻と松の実の入った「両箇の月」が、近日販売開始。